11.05 Today is the anniversary of Art Tatum’s death

11月5日は ジャズ・ピアニスト アート・テイタム 氏の命日
1956年47歳で死去

『Pianist extraordinaire Art Tatum performs “Yesterdays”.. composed by Jerome David Kern and Otto Harbach.』

アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト。視覚障害者でありながら超絶技巧を誇り、様々なジャンルのピアニストに影響を与えた。

テイタムと同世代のファッツ・ウォーラーは、テイタムを「神」と呼び、カウント・ベイシーは「世界の8番目の不思議」と賞賛した。ヴァイオリン奏者のステファン・グラッペリは、テイタムの初期のレコードを聴いて、「2人のピアニストの連弾だと思った」と発言。テイタムからの影響をしばしば公言しているオスカー・ピーターソンは、幼い頃に初めてテイタムのレコードを聴いた時、ショックのあまりピアノに近寄れなくなったという。

ある晩たまたま、テイタムの出演するクラブにクラシックピアノの巨匠ウラディミール・ホロヴィッツがやってきた。テイタムの演奏テクニックに仰天した彼は、次の日指揮者のアルトゥーロ・トスカニーニを連れてきて、トスカニーニもテイタムの演奏に肝を潰した。テイタムの出演していたむさくるしいナイトクラブにはテイタムの演奏を聴きに、ホロヴィッツやトスカニーニのほか、ヴァルター・ギーゼキング等もやってきた。

テイタムのクラブの厨房では、カンザスの田舎から出てきたばかりの若者が皿洗いをしていた。テイタムの演奏が始まると、彼は厨房の入り口に行き、じっと演奏を聴いていた。彼の名前は、チャーリー・パーカーという。

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