6.28 Today is the anniversary of Jonny [Wim] Heykens’s death

6月28日は 作曲家 で 指揮者 の ハイケンス 氏の命日
1945年60歳で死去

 ハイケンスのセレナーデ Heykens’ Serenade / Jonny Heykens 

オランダの作曲家。

ベルギーに留学し、ブリュッセル音楽院ウジェーヌ・イザイにヴァイオリンを学ぶ。その後、自ら楽団を設立し、指揮者としてヨーロッパ中で活躍した。

ハイケンスは第二次世界大戦の終結後までドイツで演奏家として活躍していたが、戦争末期にオランダに帰国後、連合軍にナチス・ドイツに対する協力的な姿勢を問われて収監され、獄中死している。

作品

ハイケンスのセレナーデ」(Ständchen, Op.21-1)の作曲者として知られる。

この曲は1943年に日本放送協会のラジオ番組「前線へ送る夕」(ぜんせんへおくるゆうべ)のテーマ曲として採用されたことで一般に知られるようになり、戦後は旧日本国有鉄道(国鉄)の客車の車内放送用チャイムに第一主題の旋律の末尾部分が採用され、現在でも大半のJRの客車と、789系電車秩父鉄道パレオエクスプレス、高速乗合バスJAMJAMライナー新日本観光自動車運行便などに使用されている。

同作品以外の曲が演奏されないのも、上述のナチス絡みの事情が影響しているものとみられる。

なお、ハイケンスは多くの楽曲を作曲したが、「ハイケンスのセレナーデ」以外知られていない(作品が残っていない)。