10月29日生まれの音楽家:サックス奏者 『ズート・シムズ / Zoot Sims』

Al Cohn-Zoot Sims/Live at the Half Note/1959…Lover Come Back To ME

アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォン奏者。主にテナーサクソフォンとソプラノサクソフォンを吹いた。

レスター・ヤングの足跡を追ってサクソフォン奏者となり、生涯を通じてベニー・グッドマンアーティ・ショウスタン・ケントンバディ・リッチらの著名なビッグ・バンドと共演し、テナーサクソフォン演奏の改革を繰り広げた。
1950年代と1960年代には、アル・コーンと共同で長期にわたってクィンテットのリーダーを務め、「アルとズート」名義で録音を行なった。このクィンテットはニューヨークのクラブ「ザ・ハーフ・ノート」が贔屓にした。ズートはいつでもテナーサックスの高い音域を好んでおり、それでアルトサックスや、後年(ノーマン・グランツのパブロ・レーベルに一連のアルバムを録音していた時期)になると、ソプラノサックスを好んで吹くようになる。また、ジャック・ケルアックのいくつかの録音にも参加した。